昨年はコロナ禍で開催されなかった圓朝祭、今年は銀座で行われる。

二日に渡って開催されるのだが、私は初日に行っ来た。

一之輔さん、三三さん、市馬さん、昇太さん、さん喬さんと錚々たるメンバーが次々と噺を聴かせてくれる。皆さん、普通の落語会であれば、トリを務める方々である。面白いに決まっている!

昇太さんの「猿後家」、テンポもよく大笑いした。

圧巻はさん喬さんの「双蝶々」、この噺だけが今回、圓朝作だそうだ。

落語と言っても人情話で、笑いは少ない。まるで歌舞伎座でお芝居を観ているように、光景が浮かぶ。

さん喬さんの話術の凄さで、段々噺に引き込まれ、客席はシーンと水を打ったように張りつめていった。一時間が長く感じなかった。聴きごたえがあり、満足感が余韻として残った。

落語というと笑い話と思われがちだが、人情噺の中の怪談ものなどは、歌舞伎で見るより余程怖い!「真景累が」「四谷怪談」など見事にその世界に連れていかれる。

今、話題らしい「死神」も小三治さん全盛期のを聴いてみて、鬼気迫るものがあって、笑えないよ!

コメント

マサムネ
2021年7月19日9:09

少しずつ、経済が動き始めているのを感じますね。 もう、峠は越えたと思いたいです。

マダムM
2021年7月19日10:48

マサムネさん
油断をしたらいけませんが、ワクチン接種2回が済んだので気分的には楽になりましたよ。

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