老親の介護は世界共通ね・・・

高齢化社会、親の介護問題は何処の国でも同じだ。

私が好きで読んでいる小説や、海外ドラマでは主人公が事件とは別に、親の介護の問題を抱えているのだ。

最近の日本でも同じだが、欧米では子供は独立し、家を出て、高齢の親が一人暮らしという環境が多いようだ。

親も両親が揃っていて、健康であるうちは心配ないが、どちらかが体調を崩したり、亡くなった場合が問題である。

小説やドラマでは、まず体調を崩したりして訪問介護における状態からホームに入居するまでの苦労がある。いきなり施設には入らない！

小説、シグマフォースの隊長の父親はアルツハイマー型認知症で、２４時間の介護が必要となり、兄弟と夜間看護で切り抜けようとするが、事件があると世界各地に出動しなければならず、弟との関係がぎくしゃくする。ただシリーズが進んでくると、ホームに入居している。

特捜部Qの主人公も、義母が老人ホームに入居中で、面会に行く度に問題行動を指摘されている。

ドラマの方も主演グループの中に親の介護に悩むメンバーがいる。自宅で訪問介護を受けながら、介護士とのトラブル等で、一時期グループから離脱、問題が解決してグループに戻るまで、仲間がフォローする。

小説もドラマも親の介護がテーマではなく、あくまでも登場人物の私生活、ストーリーの１割くらいのものであるが、当然の日常として描かれている。だから、
休暇を取って親の元に行くメンバーには、不必要な同情はしないが、心のケアには気を遣っている。特別は事でなく、誰しも通る道なのだ。

日本では親の介護を主テーマにしたドラマや小説があるが、日常の事としての扱いは少ない気がする。


かの「相棒」で、事件の解決に力を注ぎつつ、老人ホームの母に面会に行く、なんてことはしないだろうな、　私生活は謎が売りなんだものね。今は親の介護問題は誰もが抱える、日常生活なんだけどね。